高濃度水素点滴療法の概要
高濃度の水素を生理食塩水に溶かしたものを点滴で注入する治療です。直接点滴で体内に取り入れるため、強い還元力が発揮されて身体の悪玉活性酸素を取り除いてくれます。この水素点滴の水素濃度は、1.6ppmを超えています。この1.6ppmという数字は水素の常温常圧における飽和濃度(限界まで水に水素を溶かした時の濃度)です。優れた抗酸化作用を持つ水素を多く含んだ点滴を直接体内に注入することができるため、多くの疾患、疲労、酸化ストレスの軽減、エイジングケアに高い効果が期待できます。
当院の高濃度水素点滴療法の特徴
今までの水素水点滴には、いくつかの問題点がありました。
水素水点滴が普及していない理由は、点滴バッグ内の液体に十分な濃度に達する水素量を、安定して導入することが出来なかったからです。
十分な水素濃度のない液体を体内に取り入れても、不十分な効果しか出ません。
そのために以下の問題を解決する必要がありました。
1.点滴バッグに、どうやって水素を導入するのか?
2.発生させる水素量は、毎回どうやって正確に調整するのか?
3.どうやって点滴バッグのなかの水素水の濃度を限界(飽和濃度)まで上げることができるのか?
当院では上記の問題を解決するために、専用の装置を取り入れており、全く新しい方法を採用しています。
一定量の水素化マグネシウムを使用し、密閉空間で水素を発生させることにより、従来不可能だった点滴バッグ内の飽和水素水1.6ppmを安定して作成することが可能になりました。
有効な濃度に達した点滴バックは放置すると濃度が低下していきますので、作成後すぐに血液に送る(点滴として注入する)ことで、有効な濃度を維持したまま身体へ届けることが可能になったのです。
手軽に、安全に、点滴バッグを清潔に保ったまま高濃度水素水点滴が出来る様になりました。
水素水なら悪玉活性酸素のみを消去
水素水は体内の活性酸素を無害化することで効果を発揮します。
しかし、よく勘違いされがちなのですが、活性酸素には「悪玉」と「善玉」があり適量の善玉活性酸素は必要なのです。
老化や様々な病気の原因となる悪玉活性酵素を取り除く抗酸化力で注目されている水素。その水素は体内で悪玉活性酸素と反応して無害な水に変化します。
水素には、強力な酸化力を持つ“悪玉活性酸素”ハイドロキシラジカル のみに反応して消去する働きがあります。
血管をつくったり、神経機能や免疫力を高めたりする有益な“善玉活性酸素”スーパーオキシド、過酸化水素は消去しません。
これにより体全体の臓器の機能を高めることができるのです。
デトックス効果もあり紫外線によるシミやシワの予防、疲労回復、免疫力アップなどの 効果が期待できます。
さらに水素水はダイエットやメタボ予防にも効果を発揮します。
脂肪燃焼を高めて脂質代謝を促す作用があり、体内で脂質代謝に関わる 酵素やホルモンの分泌を増やす働きがあります。
その他、動脈硬化や糖尿病など酸化による病気を予防する効果が多数報告されており、医療分野での活用も広まっています。
水素は、遺伝子の損傷を防止
水素は、皆さんの毎日の生活の中でおこる、紫外線、放射線、喫煙などによって発生する活性酸素による遺伝子の損傷を防いでくれます。
つまり、長期的には遺伝子損傷によって起こる、がんの発生を予防する効果が期待できます。
また、がんの放射線療法、化学療法によって引き起こされる正常な遺伝子の損傷を防ぎ、食欲不振、全身倦怠などの抗がん剤、放射線治療の副作用を軽減する効果期待できます。
最近、医療分野では、虚血性再還流障害を予防するため、心筋梗塞などの救急搬送時に水素吸入の導入の試みも始まりました。
高濃度水素点滴療法の主な作用
①強力な抗酸化作用(悪玉であるヒドロキシラジカルを消去するなど最も強い還元力を誇ります)
②抗炎症作用
③抗アレルギー作用
④ミトコンドリアでのATP(エネルギー)産生促進
⑤微小循環改善
⑥代謝改善
⑦抗腫瘍作用
⑧その他
高濃度水素点滴療法で改善が期待できる疾患
○脳神経疾患
アルツハイマー、パーキンソン病、脳梗塞、脳梗塞後遺症
○循環器疾患
心筋梗塞、動脈硬化、閉塞性動脈硬化症、バージャー病
○骨関節疾患
変形性関節症、関節リウマチ、肩こり、腰痛
○代謝性疾患
糖尿病、メタボリックシンドローム、肥満
○肝疾患
アルコール性肝炎、B型肝炎、C型肝炎、脂肪肝
○炎症性疾患
リウマチ、潰瘍性大腸炎等の炎症性疾患、膠原病、その他自己免疫性疾患
○その他
がん、肺線維症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、アレルギー疾患、
心肺停止からの蘇生、透析障害、アンチエイジング等
その他温熱療法などがん治療との併用や抗がん剤の副作用軽減に期待できます。
副作用について
高濃度水素水点滴自体におけるリスクや副作用の事例が点滴例でありませんが、点滴治療全般に見られる点滴針刺入部付近の内出血、痛みが見られることがあります。
その他特記事項
未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示
本治療に用いる未承認医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご覧ください。
国内の承認医薬品等の有無の明示
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
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