宇都宮のはせがわ整形外科


【平日 20時まで診療、スポーツドクタークリニック】

頭痛(緊張性頭痛)

【この記事をお読みいただく前に】

・この症例ページでは、頭痛の中でも整形外科でよく相談の多い『緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)』について説明しています。

・頭痛は内科、神経内科、精神科など様々な領域にまたがる症状です。

・首や肩の張り感と一緒に頭痛になっている場合は整形外科でも改善するケースが多いですが、内科的疾患も抱えているケースもありますので、必ず内科も受診していただくようお考えください。


【こんなお悩みありませんか?】

 

・仕事終わりの夕方ごろから頭痛がする

・長時間座った状態が多くて頭痛がする

・鉢巻きをしているような感じする

・交通事故に遭ってから頭痛がする

 

こんな症状がある方は緊張性頭痛かもしれないしれません。

 

【緊張性頭痛とは】

 過度の緊張やストレスなどが関連しているとされる頭痛の総称で、他の疾患を原因としない慢性頭痛の中で、もっとも一般的で患者数が多い頭痛です

 

頭全体、もしくは後頭部から首にかけて締めつけや圧迫感があり、拍動感(脈に合わせてズキズキする感じ)はないことが特徴です。

 

一定の姿勢を長時間継続すること、疲労による頸・頸背部の筋肉の緊張、不良姿勢による頸部から頭部につながる血管の圧迫などによって発症していきます。

 

また、自律神経の交感神経と呼ばれる神経が血管を収縮させて血流を悪くさせることがあり、痛みを感じやすくなります。

 

 患者は中高年に多いが、パソコンの使用頻度が高い若年層にも増えています。片頭痛と合併することもしばしば認められます。

 

 交通事故から緊張性頭痛を発症するケースもあります。後方からの追突事故では頚椎捻挫と診断された患者の約半数を占め、これらの症例では頭痛・めまい・吐き気を併せた訴えが多のも特徴です。

 

【その他の頭痛】

 

○偏頭痛

 1ヶ月に2回など周期的に起こる頭痛で吐き気や嘔吐を伴い、光・音・気圧や温度の変化など身体の外からの要因に対して過敏になっている状態になります。

自律神経の交感神経が優位になってしまい、副交感神経への切り替えがうまくできず自律神経のバランスが崩れて血管を縮めてしまい、偏頭痛が起こることがあります。

 

○群発性頭痛

 群発期と呼ばれる期間に毎日、決まった時間、頭の片側に頭痛を伴い、目をえぐられる様な強い痛みがあります。

他の頭痛は女性が多いが群発性頭痛は男性に多いです。

 

 

【なぜ頭痛が起きてしまうのか(特に緊張性頭痛)】

 

 長時間のパソコン、携帯メール、ゲーム機の使用や車の運転など、不自然な姿勢を長時間続けることが大きな一因と言われています。

読書時やスマホ操作時の不良姿勢。首の負担が大きい。読書時やスマホ操作時の不良姿勢。頸部や背部の筋肉は頭を持ち上げるためにすっと緊張し続けています。そのため疲労が蓄積し、筋肉も過緊張となって頸部から後頭部にかけて強い張り感や痛みを生じます。

運転時の不良姿勢

運転時の不良姿勢。上の写真と同様に、頭がからだよりも前にある。そのため頸部の筋肉に負担がかかりやすい。頸部から脳につながる結果も締め付けやすいので、そこから頭痛につながることもあるのが緊張頭痛の特徴。

 

 前かがみ・うつむき姿勢、高さの合わない枕の使用などがきっかけで発症することも多くあります。結果として交感神経(緊張時に高まる)の高まり、筋肉の緊張による血管の圧迫、血液循環の不良などによって頭痛が起きると考えられています。

 

 

【緊張性頭痛が改善しない理由】

 

 悪い姿勢で生活を送り身体に負担がかかって症状が出てきます。そういった生活をしている人のほとんどが、自身の不良姿勢がいつ・どういう時に出ていて、どう改善すればいいかわかっていない人がほとんどです。

 

仕事で同じ姿勢を繰り返し筋肉が固まったり、姿勢が偏ってしまうことで身体に負担がかかってしまうケースが多く、日々の積み重ねによって起きてしまうものです。日常生活での身体の使い方は人によってさまざまであり人、同じ動作や姿勢でも置かれている環境や状況によって身体への負担は大きく変わっていきます。ですから、各個人に合わせて日常生活での悪い姿勢を自覚し、改善していかなければ良くなることはとても難しいです。

 

【一般的な治療】

 

 運動療法(体操)や入浴、リラクゼーションが治療の基本となります。運動療法の基本は全身の筋肉をバランスよく動かすことです。首や肩が張っているからといって、首や肩だけ動かしていても張りはとれませんラジオ体操やテレビ体操のように左右の手足を対称的に使う動きが基本です。入浴は体を温めることにより、首や肩の血流を改善するのが目的です。

 

 鎮痛薬や筋肉の緊張を緩和する筋弛緩薬、漢方薬などで痛みを和らげ、必要に応じて不安やストレスを取り除くための抗うつ薬などを用いた薬物療法を実施します。

 

【当院での治療】

 一般的な治療である薬物療法や運動療法などでももちろん症状は改善が期待されますが、それだけでは根本的な解決にならない場合があります。

 

 まず、当院では医師らの診断の元、投薬治療か運動療法での治療かを提示します。運動療法が必要と判断された場合はリハビリを実施していくことになります(要予約)

 

 当院で行うリハビリでは、患者様の気になる症状の根本的な原因を問診・リハビリでの検査・姿勢や動作の分析から追及し、それを改善していくことで症状への対応をしていきます。

患者様の職業、日常生活動作などを含めて、国家資格を持ったスタッフがしっかりと評価・治療させていただきます。

理学療法についての詳細は以下のバナーをクリック!

また、頭痛は不定愁訴で起こることもあり、手技や運動療法などでは介入が届かない深いところに原因が有る場合もあります。その場合は深部まで治療できる鍼治療ををお勧めします。

頸部への鍼灸治療の様子。鍼灸治療について詳しい情報はこちら

はせがわ鍼灸治療について詳しくはこちら

 

 

鍼治療は、副作用のも少なく(全くない訳ではありません)、即効性の期待できる治療となります。

 

鍼治療では、通常、直径0.12~0.18mm程度の極めて細いステンレス製の鍼を使います。管鍼法といって円形の金属あるいは合成樹脂製の筒を用いる方法か、筒を使わない方法がありますが、どちらも殆ど痛みはありません。

 

また交通事故で通われたい方は保険会社に連絡していただいて当院に連絡が入ると通院できます。

当院の治療として温めや低周波などの機器や手技や運動療法などで治療行います。

 

はせがわ手技治療の詳細はこちら

 

上記で説明したような緊張性頭痛の症状に当てはまる方で、日常生活にお悩みを抱えている方は一度当院へのご来院をご検討ください。

診療をお受けになる方法については、以下のページをご参照ください↓

こちらをクリックすると初回診療の流れが確認できます。

当院へのアクセスはこちら。

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