宇都宮のはせがわ整形外科


【平日 20時まで診療、スポーツドクタークリニック】

ストレートネック

【こんなお悩みはありませんか?】

 

・肩こりがひどい

・うなじあたりに痛みがある

・長時間パソコン作業が続くと頭痛がする

・姿勢が悪く、特に頭が前に出ている

・首が痛くて上を向けない

・首から肩甲骨の間にかけて長時間座っているとハリや重だるさ、痛みがでてくる

 

こんな症状がある方はストレートネックかも知れません。

 

【そもそもストレートネックとは】

 

 本来であれば頚椎は緩やかなカーブを描いています。その頸椎(首の骨)が前傾姿勢(前屈み)を続けることによって真っ直ぐになってしまい、本来のカーブが失われた状態(戻りにくい状態)のことをストレートネックといいます。

姿勢の見え方としては肩よりもが前に来ている状態とか、首がまっすぐになっていて長く見えるなどと評されることが多いです。

この姿勢傾向が続くことで様々な症状が出てきます。

ストレートネックはこの姿勢傾向のことを指しており、頸部周囲の様々の症状の一要因となっていることが多いことから注目されるようになった言葉です。

具体的な診断名としてつくのは、ストレートネックから繋がった病名がつくことが多く、

 

・頚椎椎間板症(頚椎症)

 

胸郭出口症候群

 

・頚椎椎間板ヘルニア

 

・肩関節周囲炎(別称:五十肩)

 

などが代表例でしょう。それぞれの疾患の詳細は上記病名をタッチ(クリック)して各疾患のページにてご参照ください。

 

 

ーストレートネックになるとどうなる?

 

 人間の頭はボーリングの球程度の重さがあると言われています。人間の生活の視界は前を向いていることが多いので、顔は前を向きますが、頭が通常より前に出てしまうと以下の図のように首の後ろの筋肉や背筋に大きな負荷がかかってきます。

 

ストレートネックになると、首や背筋に負荷がかかる理由

 

 本当はここまで簡単な式ではないのですが、頭の位置が背骨から近い位置にあれば、Lが小さくなるので、首や背筋にかかる力が少なくなることがわかれば十分です。ということは逆の状態は首にかかる負担が上がりますね姿勢の取り方次第で首の後ろの筋肉に大きな負担がかかることがあるのです。

 

 頸椎のカーブが失われることで、血管、神経の圧迫や筋肉への負担に繋がり、首の痛みだけではなく肩こりや頭痛など身体に様々な不調をもたらします。短時間のストレートネックの姿勢であれば、症状は起こりにくいのですが、無意識に長時間・習慣的にこの姿勢をとり続けてしまうことで筋肉や血管、神経に負荷がかかって症状が出ることになります。無意識に長時間・習慣的にというのがキーワードです

本来の首のS字カーブが保たれた姿勢

頚椎のS字カーブが失われた姿勢

 

【なぜストレートネックになるのか】

 基本的に、ストレートネックの姿勢を短時間・一時的にするだけなら症状は出て来にくいのが通常です。これを無意識に長時間・習慣的にとり続けてしまうことで症状が出てくるのが問題です。

結果としてその姿勢から負担の少ない姿勢に戻るための柔軟性や筋力が低下してしまうと、症状が改善せず、慢性的な症状になってしまうのがストレートネックの辛いところです。

 

ストレートネックにつながる普段の生活の代表例をいくつかお示しします。

 

・スマホのいじりすぎ

 

 別名スマホ首とも言われるストレートネックは悪い姿勢で長時間スマホやパソコンを操作し続けることで生じます。

スマホやパソコンを操作する姿勢は自然に肩よりも頭が前に突き出ている姿勢になりやすくなります。15分に1回は姿勢を元に戻すことを推奨されています。そうすることで、同一姿勢をとり続けないので症状としては出にくい状態をキープできます。

 

・猫背での姿勢傾向

 

 スマホやパソコンを長時間操作しない方でも、猫背が気になっているのであれば注意が必要です。

猫背で背中が丸まっている状態では頭部を後ろに引くことができないので、やはり首は前方向に負担を受け続け、スレートネックに繋がります。

 

・体に合わない枕

 

 枕が高すぎる状態で寝ていると、首と頭が正常な位置よりも前に出ている状態で数時間過ごすことになります。キーワードでもある無意識に長時間・習慣的にこの姿勢をとり続けていることになります。

そうすると首の筋肉に負荷のかかる位置固まってしまい、寝ているだけでストレートネックになる可能性があります。

 

 

【ストレートネックが改善しない理由】

 

 頭痛や首・肩の緊張が強く、痛みも強く出ている場合は、筋肉の緊張を和らげるお薬や鎮痛剤を処方することで痛みを和らげます。当院でもそのようにしています。
首を正しい位置で保持するために頸椎カラー装具を用いることもあります。症状に応じて牽引療法を行ったり、運動療法を行ったりすることもあります。

 

 しかし、ストレートネックになっている原因は、無意識に長時間・習慣的にその姿勢傾向になっていることが多いのです。また、姿勢を改善しようとしても、そもそも元の位置に戻すための背骨・胸部の柔軟性・筋力が低下した場合には、意識的に戻そうとしても無理が生じます。多くは頸部以外にも原因が潜んでいるのが厄介なところです。

 

また、ストレートネックになりやすい仕事環境や仕事時の動作の仕方が原因の場合、それを解決する方法を考えて対処しないと改善が難しいでしょう。その状況は人によって千差万別です。

ですから、個人個人の状況に合わせて、何がストレートネックの原因になっているかを突き止めて対処しない限り、痛み止めを使い続けても症状を繰り返してしまうのです。

 

 

【当院のストレートネックから生じる症状の治療方法】

 

 ストレートネックが疑われたらレントゲンを撮影し、画像を元に詳細な判断を行います。頸椎ヘルニア等の可能性があれば、提携している医療機関でMRIを撮影する場合もあります。 

 

頭痛や首・肩の痛み、手の痺れが強く出ている場合は内服や点滴(併用の場合あり)によってまずは痛みを緩和します。

その後、医師の診断のもと、リハビリで治せる範疇であれば、運動器リハビリテーションを行わせていただきます。運動器リハビリテーションでは、患者様個人の置かれた様々な生活状態やお困りの動作などから患者様が抱える問題の原因を追求し、症状改善のためのリハビリをオーダーメイドして対応します。日常生活動作の改善や、それに伴い首のカーブや姿勢を維持するために必要な筋肉をつけたり、固まっている筋肉、関節に対するストレッチを行います。また、ご自宅でも行えるようにセルフケア、セルフエクササイズのご指導も行います。

上記でも述べたように首以外の要因を含むことが多々ありますので、お身体全体を診させて頂くことがございます。治療に際しては、患者様がおかれている環境も考慮して、どのような治療計画がよいかを随時判断していき、適切な治療を進めてまいります。

 

 

運動器リハビリテーションとして処方される理学療法についての詳細は以下のバナーをクリック!

 

 

当院にはショックマスター(圧力波治療器)超音波治療器など、豊富な物理療法機器もございますので、徒手だけでは難しいケースへの治療手段もご用意しております。

 

特に、ショックマスターは、痛みの神経が増えすぎた部分に直接アプローチし、神経を正常な状態に近づける医療機器で、最近注目が集まる治療器でもあります。

 

超音波治療器は、炎症を抑え、硬くなった組織を正常な組織へと近づけていく治療機器で、古くから用いられている治療器です。

ショックマスター(衝撃波治療器)

ショックマスター(圧力波治療器)

 

超音波治療器

超音波治療器

 

首から肩の痛みや重さ・張り感で日常生活にお悩みを抱えている方は一度当院へのご来院をご検討ください。

診療をお受けになる方法については、以下のページをご参照ください↓

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