宇都宮のはせがわ整形外科


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頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニア

 

 

 

最近パソコン、スマートフォン(スマホ)を使う機会が多くないですか?

 

パソコンやスマホを使うと、どうしても視線が下がりうつむいた姿勢になりますよね?

 

下を向くと、前を向いているときに比べて首には5倍の力がかかります。首から上(頭部)の重さは体重の10~13%といわれています。頭部の重量≒ボーリングの玉とおなじくらいの重さと考えるといいでしょう。成人男性60kgの頭の重さはおおよそ7.8kgだとすると、おおよそ40kgもの負荷が首にかかることになります。この負担がかかり続けることによって、首こりや肩こりが悪化していきます。スマホ首とかパソコン首などと称されていますね。これがひどい場合には頸椎椎間板ヘルニアになるケースもあります。

すこしでも首の負担軽くするためには、顎を引いて、頭が体より前に出ない姿勢を保持できると良いでしょう。腰椎椎間板ヘルニアのページでも触れますが、長時間の同一の姿勢で居続けても負担がおおきいですので、適度な休憩をとったり、ストレッチしたりしながらパソコン作業やスマホ操作をすることを心掛けるとよいですね。

 

今回はこの頸椎椎間板ヘルニアについて紹介いたします。

 

 

症状

 

 

「首の老化は、20代から始まっている」とよく言われます。老化により、首の筋肉が衰えて頭を支える力が弱くなり、さまざまなトラブルを引き起こします。その一種が頸椎椎間板ヘルニアです。

頸椎椎間板ヘルニアは肩こりと間違えられることがおおいので注意が必要です。筋肉疲労による肩こりと、頸椎椎間ヘルニアなどの首のトラブルを原因とする肩こりは全く別のものです。筋肉疲労による肩こりなら、マッサージなどで緩和することがありますが、休んだりしても治らないしつこい肩こりは、首が原因の可能性があります。

具体的には首や肩、腕に痛みやしびれが出たり、箸が使いにくくなったり、ボタンがかけづらくなったりして、手指の細かい動きのしにくさが出てきます。

 

【症状は首以外にも出る!!】

 

初期症状の肩こりを放置すると、頭痛やめまいを引き起こします。さらに放置すると、しびれが出てきます。放っておくと、指や腕、足などに麻痺がおこり、最悪の場合は四肢の麻痺状態(頚髄症性脊髄症)に至ることもあります。

 

 

原因

 

 

頸椎椎間板ヘルニアは、背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が主に加齢変化により後方に飛び出すことによって起こります。30~50歳代に多く、しばしば誘因なく発症します。

 

飛び出す場所により、神経根(首や腕へ枝別れした最初の神経)の圧迫、脊髄(四肢すべての領域を含む神経)の圧迫あるいは両者の圧迫が生じます。

 

首の骨は、頸椎と呼ばれる7つの骨からできていて、頸椎と頸椎の間には、クッションの役割をしている椎間板という軟骨があります。さらに頸椎の後ろにも、椎間関節という軟骨があり、下を向いたときの負荷がこの軟骨にかかり続けると、すり減って変形してしまいます。変形した軟骨が神経に当たって痛みやしびれを起こすのが椎間板ヘルニアです。

 

骨や筋肉は鍛えることができ、再生もしますが、椎間板などの軟骨は1度すり減ると再生はほぼ不可能と言われています。

 

首のヘルニアの症状は、突然出ます。役半数は朝起きたときに突然出てくるといわれています。寝違えと間違えられやすいことに要注意です。ほかは、くしゃみ、スポーツなど、きっかけはさまざまです。痛みやしびれは、首だけではなく、首を通る神経がつながっている頭の後ろ、肩甲骨、肩や背中、腕などに、左右偏って出ることが多いです。

首だけが痛い人は、寝違いや捻挫、筋肉痛などで済む可能性が高いです。しかし、症状が1W以上つづくようなら、頸椎の問題を疑い、近くの整形外科を受診することをお勧めします。

 

 

一般的な治療

 

 

痛みが強い時期には、鎮痛消炎剤の服用や、神経ブロックなどで痛みをやわらげます。首の安静保持をする為に、頸椎カラー装具を用いることもあります。

症状に応じて牽引療法を行ったり、運動療法を行ったりすることもあります。

手術は、下肢のしびれや麻痺、歩行障害や排尿障害を伴うなど重度の場合が主な適応です。

 

 

当院の治療

 

 

急性で激しい疼痛を生じている場合には、内服や点滴療法(併用の場合あり)によってまずは痛みを緩和します。頚椎ヘルニアが疑われたら、詳細な判断をするためにMRIを撮影する場合があります。その際、当院には設備がないので、提携している医療機関で検査を受けてきていただけるよう紹介と予約をいたします。提携の医療機関で撮影した画像は当院で直接確認が可能です。

その後、医師の診断のもと、リハビリで治せる範疇であれば、運動器リハビリテーションとして理学療法や個別療法を行わせていただきます。日常生活動作の改善や、それに伴い姿勢を維持する為に必要な筋力をつけたり、固まっている筋肉に対してのストレッチを行います。また、ご自宅でも行えるようにセルフケア、セルフエクササイズの指導も行います。

上記でも述べたように姿勢など、首以外の要因もありますので、お身体全体を診させていただきます。治療に際しては、患者様がおかれている環境も考慮して、どのような治療計画がよいかを随時判断していき、適切な治療を進めてまいります。

 

首や腕の症状で気になる患者様や周囲の方がいらっしゃたら、ぜひ当院の受診をお考え下さい。

 

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