柔道のケガを乗り越えて part1~たな障害~
こんにちは!はせがわ整形外科クリニックの黒崎です!
私は、小学生の頃から柔道を始め、高校、大学と続け、現在は社会人として柔道を続けています。
これまでに、滑膜ひだ障害と前十字靭帯損傷という大きな膝のケガを2度経験しました。どちらのケガも、柔道家にとって致命的なケガです。
しかし、私は両方のケガを乗り越え、今もなお柔道を続けています。
今回は滑膜ひだ障害についてお話させていただきます。
滑膜ひだ障害
大学2年生の頃、練習中に左膝を痛め、滑膜ひだ障害と診断されました。
滑膜ひだ障害は、いわゆる「タナ障害」とも呼ばれる膝関節内の滑膜ひだが腫れて炎症を起こすケガです。
単発的に起きるものではなく、繰り返し強い負荷がかかったり、何度もぶつけることによって膝の関節内の組織が腫れてお皿の骨と挟まって痛みがでます。
症状としては、膝を曲げるときの痛みや腫れ、動きの制限などがあります。
始めは軽い痛みだったためサポーターを使うなどしてやり過ごしていましたが月日を重ねるうちにひだの腫れが外から触っても分かるくらいになり、膝の曲げ伸ばしの時にひだが挟まるようになりました。
正座のように膝を強く曲げる動作が痛みでできなくなり、最終的には階段の昇り降りも激痛が走るようになりました。
電気治療や筋トレなどできる限りのリハビリをしていましたが
日常生活に支障をきたして自分でのリハビリにも限界を感じてきたので手術することにしました。
手術は膝に2点1cmほど切開をして内視鏡を入れて切除する方法で行いました。
術名:左膝関節内視鏡下滑膜ヒダ切除術
傷口は写真のように軽い切り傷程度が2箇所です。
実際の内視鏡画像がこちら↓
何もないはずの場所にひだひだが出ています。これが滑膜ひだで左上は腫れあがっています。
これが曲げ伸ばしの時に膝蓋骨(膝のお皿の骨)の間に挟まり痛みを出していました。
絵にすると↓このような感じです。
術後は腫れなどの痛みは少しありましたが翌日から立つこともできました。
この手術は日帰りでできる病院もありますが
今回は手術前日から手術翌日に退院で3日間となりました。
私の場合はリハビリは自分でやると言って術後のリハビリはしなかったですが普通は翌日からリハビリなどは行います。
傷口もあったため曲げ伸ばしには傷の回復も含め2週間ほどかかりましたがその後は痛みもなく曲げ伸ばしができるように軽快しました。
滑膜ヒダ自体はなくなりましたが、また負担をかけると再び組織の増殖もあるため、理学療法士にコンディショニングを手伝ってもらい、定期的に当院で扱っているパワープレートやEMS(楽トレ)で周囲の筋肉のトレーニングと組織の回復促進にハイボルトやPMS(磁気刺激治療器)などを使い、運動の時はテーピングやサポーターを使用して無理のないようにスポーツをしています。
はせがわ整形外科クリニックでは野球、サッカー、バスケットボール、陸上競技、柔道、水泳、ゴルフなど様々な競技経験を持った施術スタッフが多数在籍し、競技者やトレーナーなど現在も競技に携わっているスタッフも多いです。
そのため、より競技特性に寄り添った施術や競技サポートが整っており、多くの部活動顧問の先生やスポーツチームコーチにも信頼されています。
ケガをして病院に行ったら
「安静にしてください」
「湿布と痛み止めで…」
ではなくドクターとセラピストが協力し、患者様の目的、目標に向けてできる限りのサポートをしていく
それがはせがわ整形外科です!
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監修 はせがわ整形外科クリニック 院長 長谷川恭弘