宇都宮のはせがわ整形外科


【平日 20時まで診療、スポーツドクタークリニック】

柔道のケガを乗り越えて part2~前十字靭帯損傷~

 

こんにちは!はせがわ整形外科クリニックリハビリ室の柔道整復師黒崎です!

 

小学生の頃から柔道を始め、高校、大学と続け、現在は社会人として柔道を続けています。これまでに、滑膜ひだ障害と前十字靭帯損傷という大きな膝のケガを2度経験しました。どちらのケガも、柔道家にとって致命的なケガです。

しかし、私は両方のケガを乗り越え、今もなお柔道を続けています。

2回目の今回は前十字靭帯損傷です。

こちらは昨年、柔道の練習中に右膝を負傷しました。

高校生との乱取り練習をしていたとき、不意に足をかけられてこらえた際に

グギッと右膝の奥の方から鈍い音とともに激痛が走りました。

その場では体重をかけるのも困難になるほどでした。

どうも怪しかったので数日後にMRIを撮ってみると

前十字靭帯を痛めてしまっていました。

前十字靭帯損傷とは?

前十字靭帯損傷とは、膝の関節を安定させる働きを持つ前十字靭帯が、強い力が加わることで伸びたり切れたりする怪我のことです。スポーツ選手、特にジャンプや急な方向転換を伴うスポーツ、コンタクトスポーツによく見られます。

~解剖学的な視点と具体的な事例~

役割と構造

前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい、Anterior Cruciate Ligament:ACL)は、膝関節の深部にある、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)を繋ぐ強靭な靭帯です。この靭帯は、膝関節の安定性を保ち、前後方向へのズレや過度の回転を抑制する重要な役割を担っています。

引用

ユジカワ@整形Dr×イラストレーター
https://twitter.com/yujikawa32?s=20

ACLの主な役割

  • 前後方向の安定性: 脛骨が大腿骨に対して前方に滑り出るのを防ぎます。
  • 回転の安定性: 膝関節の捻転を抑制し、関節の過度な動きを防ぎます。

ACLの構造

ACLは、太ももの骨の内側顆(がいせきか)から始まり、脛骨の外側顆(がいそくか)に付着しています。この靭帯は、非常に強く弾力性がありますが、一度損傷すると自然治癒が難しく、手術が必要になることが多いです。

前十字靭帯損傷の原因

ACL損傷は、スポーツ活動中に膝に強い力が加わることで発生することが多く、特に以下の動作がリスクとなります。

  • 急な方向転換: サッカーやバスケットボールなど、切り返しなど急に方向を変えるスポーツ
  • ジャンプ後の着地: バレーボールやバスケットボールのジャンプなど、着地の際に膝に大きな衝撃が加わると損傷するリスクが高まります。
  • 接触プレー: 相手にぶつかったり、足を踏まれたりすることで、ACLが損傷することがあります。

俗に言う「ニーイントゥーアウト」つま先が外側を向いたまま膝が内側に急激に捻られると発生しやすいです。

前十字靭帯損傷の症状

ACL損傷の症状は、以下の通りです。

  • 強い痛み: 損傷直後に、膝に鋭い痛みを感じることがあります。
  • 腫れ: 損傷後数時間から数日で、膝が腫れてきます。
  • 関節の不安定感: 膝がぐらつくような感覚があり、歩行が困難になることがあります。
  • 関節音がする: 損傷時に「ポキッ」という音が聞こえることがあります。

ACL損傷の事例

  • サッカー選手: 急な方向転換をした際に、相手選手と接触し、ACLを損傷。
  • バスケットボール選手: 高い位置からのジャンプ着地で膝がねじれ、ACLを損傷。
  • スキーヤー: 不安定な雪上で転倒し、膝に強い力が加わり、ACLを損傷。
  • 柔道選手:相手に足をかけられて無理な体制で踏ん張って、ACLを損傷。

さらに強い力が加わったりすると靱帯断裂となり手術が必要となります。

経過

ケガをしてしばらくは腫れがあり曲げ伸ばしが難しく

階段などの段差が大変でした。

少しでも早く腫れと痛みを引かせるために

ハイボルトの治療と疲労回復注射をしました。

 

ハイボルト治療について

ハイボルト治療は、高電圧の電気刺激を用いて、痛みを伴う患部に直接働きかける治療法です。近年、スポーツ選手や一般の方の間でも注目を集めており、多くの整骨院や病院で導入されています。

ハイボルト治療の特徴

  • 高電圧: 一般的な電気治療器よりもはるかに高い電圧を使用することで、深部の筋肉や神経にまで刺激を届けることができます。
  • 短時間で効果を実感: 従来の治療法に比べて、短時間で痛みの軽減や患部の回復が期待できます。
  • 広範囲な症状に対応: 筋肉痛、関節痛、神経痛など、さまざまな症状に対応可能です。
  • 安全性が高い: 正しい施術であれば、安全性が高い治療法です。

ハイボルト治療のメカニズム

ハイボルト治療は、高電圧の電気刺激が体内に与えられることで、以下の効果が期待できます。

  • 鎮痛効果: 痛みを感じる神経の活動を抑制し、痛みを軽減します。
  • 血行促進効果: 組織の修復に必要な栄養素や酸素を運ぶ血液の流れを改善し、患部の回復を促します。
  • 炎症抑制効果: 炎症物質の生成を抑制し、腫れや熱感を軽減します。
  • 筋肉の弛緩効果: 緊張した筋肉を弛緩させ、痛みを和らげます。

 

疲労回復注射について

主な成分

疲労回復注射の主成分は、ビタミンB群です。特に、ビタミンB1、B2、B6が豊富に含まれています。これらのビタミンB群は、体内のエネルギー代謝を活発にする働きがあり、疲労回復に大きく貢献します。俗に言うにんにく注射です。

また、当院の注射には痛み止め成分も入っているため痛みの緩和もできます。

疲労回復注射・ニンニク注射の効能・効果

疲労回復・ニンニク注射には、さまざまな効能・効果が期待できます。

  • 疲労回復: ビタミンB群が、糖質からエネルギーを作り出す過程をサポートし、慢性的な疲労やだるさを改善します。
  • 美容効果:
    • 美肌効果: 新陳代謝を活発にし、肌のターンオーバーを促進することで、肌のハリやツヤを取り戻します。
    • シミ・そばかすの改善: ビタミンB群は、メラニン色素の生成を抑える働きもあり、シミやそばかすの改善に効果が期待できます。
    • 髪の毛の健康: 髪の毛の成長を促進し、抜け毛や薄毛の予防にも役立ちます。
  • 免疫力向上: ビタミンB群は、免疫細胞の働きをサポートし、免疫力を高める効果も期待できます。
  • 神経機能の改善: ビタミンB群は、神経細胞の働きをサポートし、神経痛や肩こりの緩和にも役立ちます。
  • 疼痛緩和:痛み止め成分が炎症部分に作用し痛みを緩和します。

効果が出るまでの期間

注射の効果は、個人差がありますが、一般的には1回で効果を実感できる方もいれば、数回繰り返すことで効果がより実感できる方もいます。

当院のハイボルト、疲労回復注射についてはこちらから↓

https://hasegawaseikeigeka.com/guide/

 

ハイボルトは毎日、疲労回復注射は週に2日を1週間と週に1回で行い

痛みも早く引き、日常生活はほとんど支障なく遅れています。

 

現在は理学療法士さんにも手伝ってもらい、体のバランス調整など行っています。

パーソナルコンディショニング

はせがわ整形外科クリニックでは野球、サッカー、バスケットボール、陸上競技、柔道、水泳、ゴルフなど様々な競技経験を持った施術スタッフが多数在籍し、競技者やトレーナーなど現在も競技に携わっているスタッフも多いです。

そのため、より競技特性に寄り添った施術や競技サポートが整っており、多くの宇都宮市内を中心に栃木県内の部活動顧問の先生やスポーツチームコーチにも信頼されています。

宇都宮市、  小山市、 鹿沼市、 上三川町、 さくら市、 市貝町、佐野市、 塩谷町、大田原市、 下野市、高根沢町、 栃木市、 那珂川町、 那須町、 那須烏山市、 那須塩原市、芳賀町、益子町、 壬生町、 真岡市、 茂木町、矢板市、足利市、 日光市、 野木町

ケガをして病院に行ったら

「安静にしてください」

「湿布と痛み止めで…」

 

ではなくドクターとセラピストが協力し、患者様の目的、目標に向けてできる限りのサポートをしていく

それがはせがわ整形外科です!

 

まずはご相談ください^^

 

 

初めての方はこちらから↓

 

 

監修 はせがわ整形外科クリニック 院長 長谷川恭弘医師

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